究極の不幸とは何か？

この世に知らないものが無いと感じる状況

言い換えれば、この世のすべてを知ったときである。

人は、知らないことを知らない生き物であるがゆえに、”この世”の範囲が狭くなる。

その狭い”この世”の中であれば、モノを知り尽くしてしまうことがある。

その時、恐ろしいほどの退屈感にみまわれた状況を、究極の不幸とする。

普通に生きていれば、決して味わえない不幸だが、

もし感じることがあれば、一瞬は幸せなのかもしれない。